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クリスマスの朝に [想い出いろいろ]

昔々のことである。
ポプラの雪道.jpg
朝目ざめると、真っ白に積もった雪に朝日が輝き、窓の外は明るくて眩しくて、なんだか気持ちがうきうきするような…わくわくするような…。
そう言えばうちの中に、何とも言えない甘い甘い香りが漂っている。

妹達に声を掛けて布団をはねのけ、狭い階段を急いで降りてお茶の間に入ってみると、そこには三つの箱が並んでいて、薪ストーブの上には大きな筒のお鍋がかかっている。
甘い香りはそのお鍋から漂っているのだ。
それは、母が始めて焼いたケーキだった。今から50年ほど前のことである。オーブンもないし、たぶん薪のストーブの上で、ケーキを焼くのは大変だったと思うのだが、とにかくおいしいケーキが焼けたのだろう。
だろうというのは、食べたことを覚えていないからだ。

なんてこった。

次に私たちは並んでおいてある三つの箱に近づいてみる。
そこには大きな目をした可愛いお人形が…あったような気がする。
あったような気がするというのは、そのお人形と遊んだ記憶がはっきりとないのだ。
忘れただけかもしれないけど…。

おいしそうなケーキに目がくらみ、お人形のことをちゃんと覚えていないというのも、せっかくプレゼントして下さったサンタクロースに申し訳ないことだ。
おまけにケーキがおいしかったかどうかも忘れてしまうとは。
言語道断とはこのことだ…と、今になって反省だ。

さらに、同じ時かどうかは覚えていないのだが、チキンを焼いたこともあって、恥ずかしながら私は世の中にこんなに!こんなに!美味しい食べ物があるのかと心底驚き感動したのだった。
しばらく手羽の骨を大事に取っておいた(!!)ことをここに告白します。
冬枯れの丘.jpg
ひゅ〜〜〜〜
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K

なんだか、いい匂いがしてきました(^O^)。
by K (2012-12-03 20:35) 

モープ

Kさん。ありがとうございます。
いい匂いがして来るでしょう(笑)

匂いしか覚えていないなんて、本当に申し訳ないことです。

でも、本当に「いい匂い」だったんです。
by モープ (2012-12-03 22:45) 

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